ぬくもり工房で建てられた「さんぽ道」さんを見て、
この建物を建てた人にお願いしたい！と思いました。

愛知県豊川市で2012年秋にオープンした、カフェ・ギャラリー栄知村（えじそん）さんにお邪魔し、オーナーの安藤さんにお話を伺いました。

－－ぬくもり工房を知ったきっかけは何ですか？

「60歳で退職したらのんびりとカフェをやりたい」と思っていたのですが、何年か前に豊川のはちみつやさん「さんぽ道」に行った時、「カフェをやるなら、この建物を建てた人にお願いしたい！」と思い、浜松のぬくもり工房さんにお邪魔したんです。「定年退職したらカフェをやりたいんだけど。」とお話したところ、「それはいいですね。準備ができたら、安藤さんの方から声をかけてください。お待ちしています。」と言ってくださって、それから7年かけて地道に準備をしてきたわけです。他にも建築屋を見ましたが、ぬくもり工房さんでやりたいという気持ちが変わることはありませんでした。それから2年後、自分で書いたラフな平面図を持って行き、それにアイディアをどんどんプラスしてもらって出来たのがこのお店です。

－－ぬくもり工房の、他のお店の施工例もご覧になられましたか？

はい。ぬくもり工房さんのホームページはしょっちゅうチェックしていました（笑）。山中湖の「森のアルム」さん、御殿場の「ひとやすみの庭」さん、桑名の「ショコラ」さんも、お店まで足を運び、オーナーさんとお話しました。皆さんとても良い方ばかりで、ぬくもり工房さんでカフェを建てるつもりだとお話したら、他のお店の情報提供もしていただいて、ますますぬくもり工房さんでお店を建てる日が待ち遠しくなりました。

－－お店の中で特に気に入っているところはどこですか？

お店の真ん中にある螺旋階段と大きな三角窓は、このお店のシンボルです。螺旋階段はお店の外からも見えますが、私のいるカウンターからテーブル席まで程よい距離感を生み出してくれていて、適度な目隠しとなり、とても雰囲気が良くなっていると思います。

－－ギャラリーも併設されているんですね。

はい。いろいろな交流の場になると良いなと思って。カフェのテーブルが満席になると、ギャラリー内のテーブルにもご案内します。

－－10年かけて着実に準備をしてきた甲斐があって、素晴らしい第二の人生の出発をされたようですね。これからどんなお店にして行きたいですか？

みなさんにホッとしていただけるようなお店、そして自分も楽しく過ごせるようなお店ですね。いつまでも皆さんに慕われるお店を続けていけるよう、夫婦で元気にやっていきたいと思っています。